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神山悦子
海老名香葉子さんと東京大空襲
 毎年5月3日の憲法記念日には、けやき法律事務所の弁護士さんたちを中心に憲法を守るつどいが行なわれてきました。
 今年は、戦後60年・憲法制定58周年ですが、自民・公明・民主による憲法改定の動きが強まっています。先週7日に、郡山市で東京大空襲によってほとんどの家族を失った海老名香葉子さんを招き講演会が開かれました。
 海老名香葉子さんといえば、落語の林家一門のおかみさん。司会者に紹介され演壇まで小走りに出てこられたその姿に思わず「おかみさ〜ん」と声をかけたくなってしまいました。 
 今年3月10日、上野の寛永寺の協力を得て、海老名さんが東京大空襲の戦災慰霊碑を建てたいと戦後ずっと思い続けてきてようやく実現したこと。さらに幼い頃の海老名さん親子をモデルにした母子像も建立されました。いっぺんに2つも建立されたそのいきさつからお話が始まりました。
 そして、いよいよ本題の戦争体験です。海老名さんが住んでいた本所竪川あたりの下町は、お豆腐を買いにおつかいにいく幼いかよちゃんとやさしいお母さん、かわいい弟や兄たち、近所の大人たちとの平和なくらしでした。それが、戦争の影が濃くなるに連れ、幼い子どもまでもが自然に戦争に協力させられていくようになっていったのです。静岡の学童疎開先で知らされた東京大空襲。火の海となった我が家や近所で、家族はみな死んだことをたった1人生き残った兄によって知らされ、この時から親戚を転々とさせられるくらしに。あまりのつらさと心細さに、焼け跡となった我が家があった場所へ行って泣いたこと。どれも涙なしでは聞けませんでした。
 最後に海老名さんは、「2度と私のような子どもをつくらないでほしい」としめくくりました。
                               <5月10日>     
 <日程>
5/12 県議団会議
 〃 ごみ問題学習会
13 議会運営委員会
14 岩手県陸前高田町で漁業シンポ


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