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神山悦子
高浜原発と六ヶ所村原燃サイクル施設を視察
 福井県知事が、突然プルサーマルを受け入れると表明したこともあって、3月29日から4月1日の日程で長谷部県議とともに、プルサーマル実施予定の高浜原発3・4号機(関西電力)と青森県六ヶ所村の使用済み燃料処理施設(日本原燃)の視察に飛びました。
 高浜町は、福井県の西のはずれ京都府と隣接している小さな半農半漁の町です。若狭湾に面し、福井県でもっとも長い砂浜を持つ海岸線は、夏に大勢の海水浴客でにぎわうそうです。まさかこの海岸線の先端部分に原発施設があるとは想像もできなほど静かで美しい町でした。見学を終えて宿にはいると福井県知事が、敦賀原発3・4号機の増設を正式に認めたというニュース。この県にはありとあらゆる形態の原発が集中しているのにさらに増やし、中間貯蔵施設建設の計画もあるとのことです。JCO事故や東電の不正事件など関係ないかのようで、わが県との温度差を感じました。
 一方、六ヶ所村の再処理工場は、青森県の東部下北半島に向かう途中にあり、陸奥湾と太平洋にはさまれた寒風ふきすさぶ台地です。この日も台風並みの強風。この村は、ずっと国策に翻弄(ほんろう)されてきた所で、ここは日本経団連がむつ小川原国家石油備蓄基地として開発された広大な土地です。この中に、国内の電力会社などが出資して日本原燃という会社をつくり、国策として高レベル放射性廃棄物、ウラン濃縮工場、MOX燃料工場など、膨大な費用をかけて建設をすすめているのです。
 いずれにしても原発に3割も頼るような日本のエネルギー政策を変えない限り、こうしたムダな開発に税金を使い続け、危険も背負わされるだけだと思いました。
(4月5日)


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